女子大生カナダで頑張る

大学を休学してカナダのトロントでの語学留学を終え、現在はバンクーバーのカレッジに通っています。ほぼ 日記なのでお役立ち情報はあるかもしれないしないかもしれないです。

カナダでオーケストラ鑑賞

実は大学では管弦楽団でトランペットを吹いていて、カナダで一年間、オーケストラを聴きに行く機会を狙っていたのですが、曲目がそそられなかったり日程が合わなかったりでなかなか行けずにいました。

それが帰国直前にようやく叶い、Vancouver Symphony Orchestra のシーズンオープニングを鑑賞してきたのでその様子を書きたいと思います!(珍しく食べ物以外のネタ!)


曲目は私がオーケストラが好きになった原点とも言える曲、チャイコフスキー交響曲第5番!これは行くしかねえ!と情報解禁後、即チケットを購入しました。


先ず会場に入ってみて驚いたのが、ホールがめちゃめちゃ綺麗だということ。装飾が凝っていて、海外だなあと惚れ惚れしました。

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それにしても、席、結構空席があって、もしかしてあんまり人気ないのかな?上手じゃないのかな?と不安になってしまいました。 シーズンオープニングなので、もちろん満席だと思って焦って予約したのにそんな必要全然なかったです。なんだよー


時間になり、指揮者が入場して来てさあ始まるぞーと意気込んでいると、急にお客さんもオケの人たちも立ち上がってカナダ国家を歌い始めました。こっちはそういうスタイルなんだね!知ってたら練習したのに〜笑 オーカーナダーの大サビだけ混ざって歌いました笑


一曲目はオリジナル曲らしく、作曲者の人と指揮者のトークでひとしきり盛り上がり(漫才ですか?ってくらい盛り上がってたけどあんまり良く分からなかった…)

いざ演奏。なんか吹奏楽曲にありそうな変拍子盛り沢山の難しそうな曲でした。リズムが大変そうで、あまり鳴って聴こえなかったので、こんなもんか、と少しがっかりしてしまう私。


二曲目はカルテットの4人組を客演に迎えたコンチェルトでした。

この曲では、カルテットのトップバイオリンの男の人がすっごく男前な弾き方で惚れた…あんなに誤魔化さないで1つ1つはっきり弾く人は初めて見たかもしれないなー。音に責任を持つってああいうことだなと感動を覚えました。VSO全体のサウンドとして、リズムとか小手先の技術というより、音の綺麗さ勝負みたいな感じがしたので、リズム感がめっちゃいいトップが入ると更に引き立って上手に聞こえました。本当に上手かった!


そしてようやくチャイ5のターン。

気づいたらお客さんも増えてる…そういうことかーみんなメインを楽しみに来ていたんだなきっと…

演奏はというと、初っ端から前二曲とは音が全然違いました。考えてみればこの人達オケ人生で何回チャイ5を演奏したんだろうか…そりゃ変拍子のよく分からん曲よりのびのび弾けるわ…

チャイ5に関してはもう大満足!トランペットはセカンドの人がめちゃめちゃうまかった〜あんな風に支えられたらトップも吹きやすいだろうな…


演奏終了後は、フゥーーー!!!という掛け声でスタンディングオベーション

あっ、そこはブラボーって言わないんだと思いました笑 (なんか日本はブラボーのイメージ)

今回も、他のイベントでも感じたことですが

カナダの人は、パフォーマンスの余韻を噛みしめるというより、声をあげて自分からテンション上げて行くスタイルな気がします。スタンディングオベーションも演奏の良し悪しに関わらず、きっと毎回やってるんだろうなあ。やり慣れてたもんなお客さん。


と言うわけで、初の海外オーケストラ、大満足!とっても楽しめました。やっぱり生はいいね!今度はヨーロッパに聞きに行きたいな〜と更に欲しがりになってゆくのでした。